あれから2回目の3.11
こんばんは。
カービューティープロ 向井のムカイです。
今日は3月11日。
もう言わなくても、あの震災があってから丸2年ですね。
そうか、去年はまだお店はオープンしていなかったのか…
3月はもう週末などに作業をしていたので、
なんだかオープンしていたかのような感じがしてしまった…
そんな風にだんだん記憶が曖昧になっていくのかなあ…
去年のブログにも書いた通り、私は震災時は渋谷にいました。
帰ってくるのは大変でしたが、被災地の方々に比べればなんてことないですし、
家もビックリするくらい何もなっていなかった…
(渋谷の会社は9階ということもあってパソコンのモニターも倒れて、書類も棚から落ちていたので…)
震災から1~2ヶ月は避難用の荷物を用意して余震にビクビクしていましたね。
しばらくはガソリンもまともに入れられないし、
モノがお店からなくなって行き、計画停電とかもありましたね。
でも、2年が経過した今、震災前と変わらず、何不自由なく暮らしていると、
やはり、普段あの頃のことを思い出すことはほとんどないです。
でも、被災地に暮らす方々は1日も忘れることはないでしょう。
その温度差はあまりにも大きい…
私の嫁さんの実家は岩手県の住田町です。
幸い大きな被害はなかったですが、お義父さんの会社が大船渡だったので、
クルマは津波にのまれました。
そして陸前高田にはおばあさんのいる施設があります。
施設は高台の上だったのでなんとか津波にのまれませんでしたが、
けっこうギリギリまで津波がきたようです。
去年の夏に震災後初めて岩手に行き
ました。
ました。
実家の方は何事もなかったようにあまり変わりはなかったです。
ただ、おばあさんのいる陸前高田はあまりにも変わってしまった…
![](https://cbp-mukai.img.jugem.jp/20130311_1306279.jpg)
施設のある高台から撮った写真ですが、何もなくなってしまった。
いまだにあちこちに廃墟があり、ソファが飛び出ていたり、当時のまま時間が止まっていた。
もちろん新しくプレハブでお店が出来ていたりはしたけれど、
あくまで仮設というようなものだった。
これが現実で、そこで淡々と暮らしている人達が大勢いて、
それぞれの人が色々な想いをかかえて生きている。
私はそこに数時間だけいても、その想いは想像もつかないです。
2年経った今、こちらは平穏な日々がすっかり戻って、
だんだんと忘れそうになっていく…
でも、忘れてはいけないし、まだまだこれからも続くし、なくなるわけでもない。
せめて1年に1度は思い出して、考えて、伝えていく、そんな必要があると思う。
もちろん、1度とは言わず、もっと思い出し、何か行動する、それが出来たら尚いいと思う。
ただ、今の自分は何が出来て、何をすればいいのかわからない。
いや、わからないのか考えていないのかも微妙だ。
あくまで他人事になってしまっている気がする…
2年前、あんなに怯え、考えていたのに。
忘れることはないでしょう。
ただ、だんだん忘れそうにはなってしまうかもしれない。
でも、思い出すことでそのスピードを落とそう。
もう一度思い出そう。
私が震災の前に陸前高田に行った時の映像です。
きっと長男は覚えていないだろう。
でも、このムービーを見て思い出して欲しい。
そこに海と貝のミュージアムがあったんだよって。
ミュージアムの方々は無事だったのだろうか…
建物は残っていましたが、海から近いし、心配です。
皆さん無事でありますように。
3月11日、自分の無力さを知る、そんな日なのかもしれない。
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